TS-8700
トルクステーション Pro TS-8700 は、仕様・機能を大幅に向上させたモータ基礎特性計測システムです。
新たに高精度・高応答のTH型トルク検出器を追加採用したMT型モータトルク検出器と組み合わせて、最高 5.12 kHzサンプリング、精度±0.1 %で測定可能です。
●モータトルク検出器の切り換え機能を内蔵
●標準 2 チャンネル、最大 4チャンネル可能
また、O-Chart、Oscopeへのデータ連携が可能になり、計測~データ整理の効率化が図れます。
TS-8700 トルクステーション用として豊富な MT シリーズ検出器 をラインアップ、多種多様なモータの特性測定をサポートします。
●高速回転モータ向け、大容量モータ向け、トルクリップル・コギングトルク測定用 全3シリーズ。 汎用/高性能 2タイプ。全52機種。
トルク検出器 TH/TQ * 新規対応
既存のMD/SS型トルク検出器搭載のMT検出器に、TH型トルク検出器搭載器を追加ラインアップしました。
特注対応で、TQ型トルク検出器搭載のモータ試験装置へも対応可能です。
高精度・高応答化 *
TH型検出器搭載のMT検出器は、既存器と比較し高精度化されました。(TH-1000/2000 搭載器 ±0.1 %)
標準 1024 Hz にオプション追加で 5120 Hz の高速サンプリングが可能です。
温度計測 *、温度トリガ機能 *
T型熱電対での 8 ch 温度計測と温度トリガ機能をオプション対応いたしました。 これにより、暖機運転後に自動で計測を開始することができ、作業効率が向上します。
回転角度計測 *、回転角度サンプリング *
供試モータ内蔵エンコーダパルスで回転角度計測および角度サンプリング計測が可能になります。
また、コギングトルク・トルクリップル計測用 MT-82 T/M** シリーズ(一部を除く)にオプションエンコーダを追加いただくことで、0.1° 刻みで回転角度計測および角度サンプリング計測が可能になります。
グラフ作成ソフト 「O-Chart」、時系列データ解析ソフト 「Oscope」との連携
O-Chart、Oscope 連携ボタンにより、計測結果をすぐさまデータ転送可能です。
O-Chart でテンプレートを用意しておけば、ユーザ書式の成績書などの帳票処理も効率化されます。 Oscope に転送することで、ESUFEEL連携により同時計測した音振データと同じ時間軸で評価できます。また、Oscope のオプション追加により詳細な FFT などの2次処理が可能になります。
(O-Chart(OC-1310以上+OC-0310)Version 3.7 以降, Oscope(OS-2700以上)Version 2.8 以降が別途必要です。)
DS-3000シリーズ ESUFEEL との連携
連携アプリを使用すると、TS-8700 トルクステーションPro での計測開始や停止のタイミングに連動し、当社製 DS-3000 シリーズ ESUFEEL での計測が開始/停止されるようになります。
(LAN接続のみでも連携可能ですが、EXT SEQUNCE2 のDS 用同期信号を使用することにより、通信による収録開始遅れの影響を抑えることができます)
パワーメータ ディジタル通信化 *
他社製パワーメータとLAN で接続し、計測値をディジタルで取り込み可能になります。
当社指定のパワーメータには、次の 2 機種があります。
・横河計測社製:WT1800E、WT300E(WTViewerEfree*1 Ver1.42 以降を使用)
架台・冶具 選択式 機器構成
卓上架台、キャスタ付き床置き架台、XYZステージ、スライドベース、Vブロック、L字冶具を供試体サイズや設置場所に合わせて選択して装置を構成していただけます。ただし、各シリーズ各トルク容量等により選択に制限があります。
*:オプション
*1:WTViewerEfreeは、横河計測の商標です。
ボールベアリングの実用的な検査機器であるアンデロンメータ。
また、ベアリングの構成部品の仕上げ状態を検査するウェービメータ。
従来、これらの検査機器は、ベアリング・メーカのツールでしたが、
ベアリングの品質をコントロールする重要性についての認識が増すにつれ
モータのメーカなどベアリングのいわばユーザに導入されるケースが多くなってきています。
エアコンなど家電製品の静音化、さらに自動車の静粛化を実現するために
スガワラのベアリング検査機器がお役に立っています。アンデロンメータの導入によって、
たとえばモータに組み込まれるベアリングの要求品質を明確化できるとともに、
その受け入れ検査に威力を発揮します。
また、極めて振れの少ない高性能スピンドルの開発により
0.1アンデロン域まで測定可能な画期的なアンデロンメータの実用化にも近年成功しました。
より静粛なベアリング品質の測定が可能になりました。
- 回転速度測定精度:± 0.01%
- 最高回転速度:60,000 r/min
- トルク測定精度:± 0.1%
再現性にすぐれ、慣性の影響を受けない
信頼のヒステリシスブレーキを用いたトルク・ダイナモメータ。
測定精度と使い勝手がさらに向上しました。
ヒステリシスブレーキの構造
ヒステリシスブレーキは、透磁率の高い磁性体でできたロータを、歯形形状のステータによる磁界の空隙の中で回転させる構造になっています。
ステータに流れる磁束がロータを貫くことにより、ロータとステータとの間に磁気摩擦が生まれ、非接触のブレーキとして働きます。 この磁気摩擦はロータを貫く磁束の強さに比例し、磁束の強さはコイルに加える励磁電流の強さによって調整できます。
そのため、ヒステリシスブレーキはロータの回転速度に関係なく、ブレーキ力を容易に調整できることが特長です。
負荷トルク検出部の構造
トルク測定部 HB-N シリーズのブレーキは、本体フレーム上に軸受けで保持されています。
被測定モータによって回転しているロータに、ステータとの間の磁気摩擦によるブレーキをかけると、ステータに反力が発生してステータは回転しようとします。その反力をブレーキトルクとしてロードセルで検出します。
このトルク検出の方法は、ステータが回転しようとする力だけをきわめて静的に検出するため、回転軸上でトルクを検出する方法に比べ振動の影響を受けにくく、高速回転にも適しています。
DM5001は、
トルク測定部 HB-N シリーズ用のコントローラです。
専用ソフトウェア TORQuick との組合せで最高のパフォーマンスを発揮します。
横河計測(株)製
プレシジョンパワーアナライザ
WT1800/WT1800Eシリーズ
横河計測(株)製
ディジタルパワーメーター
WT310/WT330/WT300Eシリーズ
AC単相/DCモータからインバータモータまで、ご用途に合わせてお選びいただけます。
- 信頼性の高いヒステリシスブレーキを採用
ブレーキは当社独自の開発・製造による長年の実績と信頼性を持つヒステリシスブレーキです。ロータ・ステータ間のギャップを狭小にするとともにロータの慣性モーメントを極力抑え、トルク制御性能の向上と回転時の振動低減を実現しました。 - 業界最高レベルの測定精度
トルク測定精度は全機種定格トルクの±0.1%。 - 低速から高速回転まで安定な測定が可能
ブレーキのステータが動く力でトルクを検出しているため低速から高速回転域まで安定した測定が可能です。最高回転速度は60,000r/min(トルク定格により異なります)。極低速測定用ロータリーエンコーダオプションにより、10 ~10,000 r/min(600P/R)、5 ~ 5,000 r/min(1,200P/R)に対応可能です。 - トルク定格は5 mN・m から50 N・m まで豊富なラインナップ
高精度な測定を行うためにモータのパワーに見合った測定部を13 機種から選択できます。 - 低トルク用にはエアベアリングを採用
- ショート定盤モデルや恒温槽試験用モデルも準備
モータの静音化や振動低減のためには、コギングトルクを測定し、
低減することが求められます。
スガワラのコギングトルク・トルクリップル測定システムは、
各種モータ(DC、DCブラシレス、ACサーボ、ステッピングなど)の
コギングトルクを機械的なロスなく高精度に測定でき、モータ開発や、
品質の管理などに大きく貢献します。
おもな特長
コギングトルクを機械的なロスなく測定可能
1台でコギングトルク・トルクリップルを測定可能
トルクセンサ交換により、低コストで広いトルクレンジに対応できます
高精度
測定角度分解能0.01°、1回転当たりのデータ取得数は最大36,000
非常に高い測定再現性
短いタクトタイム
測定は、最短3秒で終了します(駆動速度20r/min時)
縦型構造で心合わせが容易なため、測定時間が短縮できます
便利な解析機能
FFTによる山数、周波数解析も可能です
極座標表示機能
外部センサ各種の同時測定に対応
電圧、電流測定にも対応
レゾルバ、ホールセンサ出力等の測定により、制御性の向上に寄与します
(オプションのI/Oモジュールによる)
システム構成
トルクメータATM-100とATV-100はWindowsパソコンに直結します。
1 mNmから10 Nmまでの5機種のトルクセンサを、
お客様ご自身で交換が可能です。
パソコンにI/Oモジュールを接続すれば、
電圧・電流、温度などの外部測定データの取り込みや、
測定モータの電源ON/OFFコントロールが可能です。
3種類のグラフ表示
専用ソフトTORQuick CTは、測定したデータをXY座標グラフ、
極座標グラフ、FFTグラフの3種類で表示させることが可能です。
MTS-310
コギングトルク測定に絞ったため、
低価格で他の回転体(ベアリング等)のトルク測定も可能です。
また、全トルク測定機種もあります。
※特殊仕様についても1台より設計・製作いたします。
標準仕様
定格トルク 5mN-m
回転数 1~10prm
回転方向 CW/CCW
PCの制御 アナログ出力のみ可
電源 AC100V 50・60Hz
外形寸法
測定台 200W×126H×320D(突起部を除く)
コントロール部 260W×
MTS-330
※特殊対応となります。
低トルク高精度で測定可能です。
ワークの取付が簡単です。
自動機への対応が簡単に行えます。
標準仕様
定格トルク 0.05 ~ 2mN-m
回転数 1~30prm
回転方向 CW/CCW
周波数特性 DC~100Hz
電源 AC100V 50・60Hz
外形寸法
測定台 200W×126H×320D(突起部を除く)
コントロール部 260W×
MTS-331
※特殊対応となります。
上記MTS-330をさらにバージョンアップしました。
基本仕様は、MTS-330を参照ください。
自動機にも半自動機にも最適のコギング計測が実施できます。
※特殊仕様にも1台より対応いたします。
温度影響をほぼゼロにしたフレックスレンジトルクセンサなど、常にひずみ計測の物理的限界を超えて世界をリードし続けるHBMは、⾼容量や⾼速回転などカスタマイズにも柔軟に対応します。
旗艦モデルT12が大幅バージョンアップ。テストベンチのダイナミック計測において優れたパフォーマンスを提供し、設計開発の効率向上や機能最適化に貢献
優れたコストパフォーマンス実現した世界のスタンダードトルク-磁気式回転速度計測もオプションで回転速度/角度の同時計測も可能なスタンダードトルクトルクセンサ
コスト最適化された高速トルク変換器
小型、コンパクト、ショート – 最大30,000 rpmの高速回転に最適
センターホールがある 高速トルク変換器
30,000rpmまでの回転数に対応するため、中心内径37.5mmと46.5mmの短尺で質量最適化
高速で堅牢 トルクセンサT40HS
チタン製軽量トルクフランジT40HS が最高45,000回転を達成
変化の激しいダイナミック設計に最適なトルクセンサ(最大周波数範囲6kHz)
大容量トルクを高精度に計測 - 最大 300kN·m対応のデジタルトルクフランジ
200Nmまでのトルクを計測:回転数、回転角も同時計測が可能なトルクメータ/軸型トルク計
世界最高精度クラスをトルク計測技術から生まれたコストパフォーマンス重視のシャフト型トルクセンサ。
世界の計量研究所が基準器として採用している極めて高精度な参照用トルク変換器。
非回転式トルク計測用に開発された参照トルク計測ディスク
様々な形状と容量から選べ、カスタマイズも可能。幅広い国際規格にも準拠しており、海外向け製品への組み込みにも最適です。
⾼精度なひずみゲージ式⼒センサ/ロードセルと、省スペースで装置組込みが容易な圧電式⼒センサ(ピエゾセンサ)を提供します。